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'08年12月31日工事開始とされた工事告知板の設置されている馬車道駅前の森ビル北仲通北開発の延期が公表されました。
第一期で220mと170m近くの二本の住居系タワー二本が予定されているうち、森ビルが計画を進めていた220mのタワーがこの不況で着工を2-3年見合わせることとなったようです。


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正直なところ、今回の延期の知らせは少しほっとしました。今回の延期に際し、数年後の景気好転時には住宅中心の開発から商業・業務用途中心の計画に見直しを行ってもらいたい!

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北仲通北地区の現行計画では33万平米を超える大規模開発ながら、商業施設は3万9千平米、オフィス用途は5万平米、ホテルが2万平米強にすぎず、残りの20万平米の多くは住宅用途に費やされる予定です。結果、高層タワーマンションが4本そびえる予定であります。
みなとみらいと関内地区をつなぐ重要な地区に5400人もの住宅用途に費やすことなく、MM計画の本来の目的である、関内地区と横浜駅地区の連続性を創造すべく業務用途中心の計画に変更すべきであると思います。経済状況がそれを許さないのであれば、急いた開発を行わないことも一策だと思います。
画像右側に描かれる大和地所が手掛けるとされる一帯にはおよそマンションとは見受けられないビルが描かれています。この完成予想図自体も半年以上前に公開されたもので、今どんな計画になっているかは不明ですが、用途見直しの予兆かと当時は勝手に喜んだものです。。

北仲通北地区が数年間工事着工の延期となっている間に、おそらく横浜市庁舎の再整備の方針が固められることとなるでしょう。北仲通南地区には、市庁舎用途であれオフィス用途であれ、景気刺激策の思いも込めて190m近くの業務用途の高層ビルの整備が進められることが予想されます。北仲通南地区も数年後に着工することがあれば、ぜひともオフィスもしくは商業施設中心の用途に変更してほしいと思います。
現行計画のままではMM地区と関内地区の間に巨大な住居地区が誕生し、北仲地区より南側の関内都心地区はその業務機能をますます弱体化していくこととなります。

今回の工事着手延期、計画見直しの可能性が少しでも生まれてきたことをよしとしたいものです。。